高見尚平先生の臨床研究がCommunications Medicine誌に掲載されました

Posted on 2024/06/21 Posted in Information

日本赤十字社医療センター小児外科/東京大学医学部附属病院小児外科届出研究員の高見尚平先生の臨床研究がNatureの姉妹紙であるCommunications Medicine誌に掲載されました。
胆道閉鎖症は赤ちゃんに黄疸が出る病気であり葛西手術という手術が必要ですが術後も約半数は肝移植を必要とする病気です。
白いうんちが出ることが特徴で(それを見つけるために入っている母子手帳の中の便色カラースケールでご存知の方もいらっしゃるかもしれません)、原因はウイルス感染や毒素などが提唱されていますがはっきりとはわかっていません。
この研究ではモデルマウスとヒトの双方からアプローチし、少なくとも一部の胆道閉鎖症は胆嚢の発生異常(奇形)を原因とする可能性があることを報告しました。
小児外科では新しい知見を世界に発信することでも社会貢献を行なっていきます。

この論文はどなたでもご覧になることができます(英語)。
https://www.nature.com/articles/s43856-024-00544-5
東京大学プレスリリース(日本語要旨)
https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20240613-1.html

この論文の内容が日本経済新聞に取り上げられました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZRSP673001_T10C24A6000000/

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