トレーニングシステムについて
小児外科を志す方へ
初期臨床研修 [卒後 1、2 年目]
臨床研修医としての修練後期研修・外科専門研修 [卒後 3~5年目]
一般外科医としての基礎を修練し、外科専門医取得を取得 東大外科専門研修プログラムを参照下さい。 https://surgery.umin.jp/contents/training.html小児外科医専門研修・トレーニング [卒後 6年~]
本格的に小児外科に専従し、小児外科医としてのトレーニングを開始します。3年を目安に小児外科専門医取得可能な経験を積みます。
入局時期について
入局希望を教えていただく時期としては、大きく分けて ① 後期研修・外科専門研修開始時(卒後3年目頃)、② 小児外科専門研修開始時(後期研修・外科研修終了時、卒後6年目頃)があります。どのパターンの場合でも、最初は東大病院にて研修を行っていただいています。
- では、初期臨床研修修了後、後期研修・外科専門研修から東大病院のプログラムに入ります。最初か最後の半年間は東大病院で外科研修を行い、それ以外の2年半は外科系関連病院にて一般外科研修を行います。外科専門研修終了後に東大病病院およびその関連病院にて小児外科専門研修を開始します。
詳しくは東大外科専門研修プログラムを参照下さい。
https://surgery.umin.jp/contents/training.html - では、後期研修・外科専門研修まで他院のプログラムで修練を受け外科専門医の取得可能な経験を積んだのちに、小児外科専門研修を開始します。最初は東大病院にて小児外科研修を受けていただき、その後関連施設にて小児外科研修を行います。
上記 ①、②のどちらを選ぶかは研修志望者の希望によって選択できます。また、上記以外のタイミングでの入局、小児外科研修も可能で、個別のご相談となります。なお、東京大学小児外科への正式な入局のタイミングは、①~②のいずれの場合でも小児外科専門研修の開始時となります。
小児外科専門研修について
東京大学小児外科では、入局者が将来的に小児外科専門医・指導医を取得できるように配慮した研修・ローテーションを行っております。東大病院並びに多くの症例数が豊富で特色の異なる関連病院を1施設2~3年程度を目安にローテートしながら経験を重ねていただき、バランスのとれた小児外科医の育成を心掛けています。多くの方は小児外科専門研修開始後3年程度で小児外科専門医を取得可能な臨床経験を積むことが可能です。小児外科研修後には、『小児外科疾患を総合的に理解でき、子供を安心してあずけることができる外科医』のレベルになっていることを目標としています。
大学院進学について
小児外科研修開始後3~6年程度で、希望者は大学院へ進学し学内外で研究活動を行います。東京大学は大学院大学であり、基本的には大学院進学・学位取得を推奨しています。大学院卒業後は、各自の希望などに応じて東大病院または関連施設での小児外科臨床・研究・教育に従事します。大学院在学中、または卒業後に海外留学を行い、関連する研究領域を勉強する方もいます。
取得できる資格について
卒後6年目に日本外科学会専門医、9-10年で日本小児外科学会認定小児外科専門医、そして15-20年で日本小児外科学会指導医を取得する事を目標にしており、これまでに数多くの小児外科専門医、指導医だけでなく、内視鏡外科学会技術認定を輩出していることも東大小児外科グループの特徴です。
ライフステージに配慮したキャリア設計について
実際の研修先の決定や大学院進学のタイミングなどは、子育て、育児、介護などの各個人の事情にも十分配慮するように努めており、相談のうえで個別に様々な対応が可能となっています。