ご挨拶

医療機関のみなさまへ

 私ども東京大学医学部附属病院小児外科では、“世界水準の医療をすべてのこどもたちに”をモットーとして、地域の子どもたちに適切な外科医療を提供し、より専門的な外科医療を求める子どもたちに最先端の医療の提供することで地域や遠方から受診される子どもたちやご紹介いただく先生方のお力になりたいと考えております。また、当科では患児やそのご家族の方に親身に寄り添い、個々の患者様にあった最適な医療を提供するよう心掛けております。特に低侵襲で傷跡の小さい内視鏡手術に積極的に取り組み、ご家族から好評を得ております。また、最近は先天性胆道拡張症や水腎症(腎盂尿管移行部通過障害)などに対してロボット支援下手術を導入しております。

小児外科の主な対象疾患には鼠径ヘルニア、停留精巣、臍ヘルニア、急性虫垂炎などのcommon disease、先天性食道閉鎖症、鎖肛などの新生児外科疾患、嚢胞性肺疾患や小児の気胸などの呼吸器疾患、胃食道逆流症や胆道閉鎖症、先天性胆道拡張症などの消化器・肝胆膵疾患、膀胱尿管逆流症や水腎症などの泌尿器疾患、外傷、異物誤飲などがございますが、東京大学小児外科ではこれらすべてをカバーしております。鼠径ヘルニアなどの一般的な病気も積極的に診療しておりますので、お気軽にご紹介ください。 
医療機関の方からの急ぎのご相談を24時間、365日、当科の小児外科医が受け付ける東大病院小児外科ホットラインを開設しております。お急ぎのご相談の際はぜひご利用ください。東大病院代表(03-3815-5411)から小児外科当直にご相談いただくことも可能です。

「東大病院小児外科ホットライン」について

当科の診療活動を通じて医療機関の皆様のお役に立つことができれば幸いに存じます。小児外科疾患や小児外科疾患が疑われる患者様がいらっしゃいましたら、ぜひ当科へご紹介ください。

東京大学医学部小児外科
教授 藤代 準